トナカイクラブ.com

トナカイクラブ~ボードゲームの管理人~

ボードゲーム、パーティゲーム・漫画・小説のおすすめを紹介します!

初心者にもおすすめの推理小説・厳選7選。君にこの謎が解けるか?【ミステリー小説まとめ】

推理小説】【ミステリー】

初心者にもおすすめの

名作7作品を紹介します。

今回は、小説の中でも特に人気の高い

国内作家の

推理小説【ミステリー】

のおすすめ作品を紹介します。
 

推理小説は、作家と読者との知恵比べとも

いうべき面白さがありますが、

今回紹介するのは、特に

「初心者でも読みやすい」

「どんでん返しがすごい」

を基準に、面白い推理小説

7作品紹介します。 

 

1.向日葵の咲かない夏/道尾秀介  (著)

f:id:tonakaikun:20160919231722j:plain

 画像出典:Amazon.co.jp

 

あらすじ

 夏休みの終業式の日、担任の先生に頼まれ、欠席したS君の家を訪れた主人公ミチオ。声をかけても応答がなく、中に入ってみるとS君はいた。自分を見下ろして。S君は首を吊って死んでいた―

 その後、先生と刑事が家に来るが、ミチオに知らされたのは“Sの死体なんてなかった”という事実だった。「S君の死体を見た」と主張するも、その事実は証明されず「行方不明事件」として捜査されることになる。

 一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「自分は殺されたんだ」と訴えながら。ミチオは妹のミカと一緒に、S君を殺した犯人を探すこととなる―

 

ミステリーの枠に収まらない

一風変わった世界観

 

おすすめポイント

 いわゆる正統派ミステリーではないが、正気と狂気の書き分けと心理描写がとにかく非常に上手く、不思議な魅力のある小説です。

 主人公が事件に挑む王道ミステリーの形ですが、その枠にはとても収まらない超絶ストーリーです。

 世界観が異常だけど、なぜかそこが面白い。文句なしのおすすめミステリー小説です!!  

 

2.七回死んだ男/西澤保彦(著)

f:id:tonakaikun:20160920210928j:plain

画像出典:Amazon.co.jp

 

あらすじ

 同一人物が連続死!恐るべき殺人の連鎖。殺されるたび甦り、また殺される祖父を救おうと謎に挑む少年探偵。孤軍奮闘の末、少年探偵が思いついた解決策とは!時空の不条理を核にした、本格長編パズラー。

 

タイムリープ×推理小説

=究極のエンターテイメント!!

 

おすすめポイント

 ロジックパズラー西澤保彦の名を世に知らしめた名作ミステリー小説です。とにかくその設定が面白い!!

 アニメやゲームでは、おなじみのタイムリープものを、推理小説で構築したプロットが秀逸です。

 基本的にはコメディタッチのストーリー展開なので、サクッと読めます。

 タイムリープ系の映画「時をかける少女」「バタフライエフェクト」にハマった人には、特におすすめです。

 読後もさわやかで心地よい気分になれます。清々しいミステリー小説です。

 

3.マリオネットの罠/赤川次郎(著)

 f:id:tonakaikun:20160920212423j:plain

画像出典:Amazon.co.jp

 

あらすじ

 フランス留学から帰国した上田修一は、恩師の紹介でフランス語の家庭教師の口を得る。3カ月間住み込みで報酬は100万円、教える相手は広大な敷地に洋館を構える峯岸家の美人姉妹だ。ある日修一は洋館の地下にある牢獄を見つけ、幽閉されている3女・雅子と出会う。ガラスのように脆い神経をもった美少女を助けだそうとするが、それは新たなる連続殺人の始まりだった―

 

まったなし!

息もつかせぬ展開で進む

赤川次郎ワールド。

 

おすすめポイント

 中高生時代に読書の面白さを教えてくれた大恩人である赤川次郎の作品の中でも、特におすすめの本作。読み始めたら最後、とにかく一気に読んでしまいます。

 ストーリーテラー赤川次郎の長編処女作である本作は、処女作とは思えないほどのクオリティの高い作品です!!

 赤川次郎ファンの私が選ぶ作品の中でも、特にイチオシの作品です!!赤川次郎の小説を読んだことがない人には、とにかくこれだけでも読んでほしい!

 とにかく人に薦めたくなる、超名作推理小説です!!ぜひ読んでみて下さい!!!

 

4.すべてがFになる THE PERFECT INSIDER S&M 森博嗣  (著)

 f:id:tonakaikun:20160920214148j:plain

画像出典:Amazon.co.jp

 

あらすじ

孤島のハイテク研究所で、長年隔離されて生活を送る天才工学博士・真賀田四季(まがた しき)。完全に閉鎖されたはずの彼女の部屋から、突然ウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。

たまたま島を訪れていたN大助教授・犀川創平(さいかわ そうへい)と女子学生・西之園萌絵(にしのその もえ)が、孤島という限られた空間で、完全管理された研究所という密閉空間で起きた不可能犯罪に挑む。
 

登場人物の抱える闇とその切なさ

そして密接に関係する物語の妙

おすすめポイント

 まずその緻密な舞台設定を作った作者に最大限の称賛を送りたい。

 プロットも非常に面白くて、キャラクターの魅力も満載のミステリー小説です。推理小説ファンなら、一度は目を通すべき名作です!!未読の方はすぐにでも読んでください!!

 深く深く物語に潜って、どっぷりと堪能できます。この先も、ずっとずっと語り継いでほしい、名作推理小説です。

 

5.殺人鬼フジコの衝動/真梨幸子(著)

f:id:tonakaikun:20160920215701j:plain

画像出典:Amazon.co.jp

 

あらすじ

 一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた少女フジコ。しかし、彼女の人生の歯車は少しづつ狂い始める。ひとり、またひとり彼女は人を殺す。何が彼女をそうさせるのか?そして彼女の家族を惨殺した犯人は誰なのか。最後の一行を、読んだとき、あなたは戦慄する!

 

喉元を過ぎるときの不快感は

まさに“イヤミス”

その癖になる毒気は、

最高にクレイジー。

 

おすすめポイント

 胸やけを起こすほどの読後感と、辛く苦しく悲しい物語。

 読み進めるのがつらく、心がギュッと締め付けられるような切ない話だが、読み進め手が止まらない。どうか予備知識ゼロで、読んでほしい。

 ミステリーの新たな一面を見せてくれる作品です。気になったらすぐに読んでほしい名作ミステリーです。読んで後悔はさせません。名作です。

  

6.噂/荻原 浩(著) 

f:id:tonakaikun:20160921005821j:plain

画像出典:Amazon.co.jp

あらすじ

 香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターとして女子高生がスカウトされた。「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。都市伝説を利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、その噂は都市伝説化し香水は大ヒット。しかし噂が現実になり、足首のない少女の遺体が発見されて―

 

ラスト一行に刮目せよ!

噂が現実になる恐怖に

心臓が震える!

背筋もキンキンに冷える

荻原流サイコ・サスペンス

 

おすすめポイント

 香水の販売戦略で流した都市伝説のはずだったのに・・・。

 都市伝説がやがてホンモノの事件につながっていく過程は、プレイステーションのゲーム「夕闇通り探検隊」のようです。展開が面白いので、ぐいぐい引き込まれます。

 本作から15年後に著者は直木賞を受賞。物語の描写力は本物ということですね。

 ミステリー小説が好きな方はぜひチェックするべき名作です。ぜひご一読ください。

 

7.眠りの牢獄/浦賀 和宏(著) 

f:id:tonakaikun:20160922122313j:plain

画像出典:Amazon.co.jp

 

あらすじ

 階段から落ちた恋人・亜矢子は意識不明のまま昏睡状態に陥る。それから五年、亜矢子の兄に集められた3人は、突然地下室へと閉じ込められてしまう。解放の条件はただひとつ。彼女を突き落としたのは誰なのか告白することだった―。

 

限られた空間で物語は進む。

ソリッドシュチュエーションの極み

 

おすすめポイント

 亜矢子を突き落としたのは・・・誰?

 疑心暗鬼の登場人物のなかで、本当の犯人は一体だれなのか?ストーリーは進めば進むほど、なぜか謎は深淵に沈んでいく。

 ラストに向けて一気に終息していく快感は、悶絶するほどのエクスタシーを体感できます。最後の最後まで息をもつかせぬ展開なので、気を抜くことなく楽しめます!これぞミステリーの面白さ!!おすすめです!!

 

以上で紹介を終わります。

 

推理小説は、本当にたくさんの名作がありますので、今後も紹介していきたいと思います。それではまた。