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アメトーク読書芸人が今年読んだおすすめ小説・パート4【読書芸人企画】

アメトーク読書芸人がおすすめする小説・パート4【読書芸人企画】

 

今回は、2016年11月10日放送のアメトークにて

紹介されたおすすめ小説をご紹介します。

 

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読書芸人企画について・・・

今回の出演は、お笑い芸人であり『火花』で芥川賞受賞した、今話題のピースの又吉直樹さん。そして多読家で知られるオアシズ光浦靖子さん。おなじく本好き芸人で有名なオードリーの若林正恭さん。さらに、今年一気にブレイクしたメイプル超合金のカズレーザーさんの計4名が、それぞれに今年読んだおすすめの小説をプレゼンします。

 

~今回のルール~

 各出演者のおすすめ作品(5作品)をそれぞれに紹介。

 パート4では、メイプル超合金のカズレーザーさんのおすすめを紹介。

 ネタバレ等ないように、ストーリーは簡素に紹介。

 

カズレーザー・・・

メイプル超合金のボケ担当。赤い服に金髪がトレードマーク。年間200冊読むほどの読書家。名門同志社大学商学部を卒業しており、さまざまなクイズ番組ではその頭の良さと回転で活躍。秀才の一面も見せている。

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それでは・・・

アメトーク読書芸人が「今最も読んでほしい!」と

プレゼンした、おすすめの小説を紹介します!

 

読書芸人企画~カズレーザーのおすすめ小説5選~

1.中をそうぞうしてみよ/佐藤雅彦(著)

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画像出典:Amazon.co.jp

 

内容

 身近な物を透かして見ると、どんなふうに見えるでしょう?

椅子や貯金箱、鉛筆、ボールペンなどを、X線写真を使って透視してみます。すると、椅子に使われている釘、貯金箱にたまっているお金、鉛筆の芯、ボールペンの先にあるボールなど、普段見ることのできない物まで見えてきます。
科学は、まずは物を見て、そこから想像することから始まります。この本を通じて、いろいろな物の中を想像する楽しみを味わってください。

 

 物事の裏側にはどんな秘密があるのだろう?

子供のころ誰もが想像した、日常の裏側の秘密の世界。想像することの大切さと楽しさを改めて教えられる、そんな絵本です。子供から大人まで楽しめる優しい絵本です。興味のある方は、ぜひ一度手に取ってみてください。

 

2.アライバル/ショーン・タン(著)

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画像出典:Amazon.co.jp

 

内容

世界各国29の賞を受賞、世界中に衝撃を与えたグラフィック・ノヴェル、ついに刊行! 漫画でもコミックでもない、素晴らしいSF(センスオブワンダー)に満ちた「文字のない本」。

 

 家族と別れ、何もわからない異国へと旅立った一人の男性の物語。その舞台となっているのは地球上のどこにも存在しない架空の国。不安と孤独と家族愛の中で進むストーリーに心が震えた。

 例えるならば、無声映画のような重厚なグラフィックサウンドノベル。ぜひ一度、その目で体験してほしい名作です。

 

3.ジョンレノン対火星人/高橋源一郎(著) 

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画像出典:Amazon.co.jp

 

内容

 住所はなく、消印は「葛飾」、そして差し出し人の名前は、「すばらしい日本の戦争」…名作『さようなら、ギャングたち』に先立つこと一年、闘争、拘置所体験、その後の失語した肉体労働の十年が沸騰点に達し、本書は生まれた。「言葉・革命・セックス」を描きフットワーク抜群、現代文学を牽引する高橋源一郎のラジカル&リリカルな原質がきらめく幻のデビュー作。

 

 キャッチーなタイトルがひたすら目にひく小説です。ジャンルは詩集のようなエッセイのような小説です。悲しみや怒り、さまざまな感情が襲いかかってくる衝撃。何回も読みたくなる、不思議な魅力のある小説です。

 

4.高い城の男/フィリップ・K・ディック(著)

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画像出典:Amazon.co.jp

 

内容

 アメリカ美術工芸品商会を経営するロバート・チルダンは、通商代表部の田上信輔に平身低頭して商品の説明をしていた。ここ、サンフランシスコは、現在日本の勢力下にある。第二次大戦が枢軸国側の勝利に終わり、いまや日本とドイツの二大国家が世界を支配しているのだ--。第二次大戦の勝敗が逆転した世界を舞台に、現実と虚構との微妙なバランスを緻密な構成と迫真の筆致で書きあげた、1963年度ヒューゴー賞受賞の最高傑作。

 

 現実世界とは全く異なる世界があったとしたら。世界はどんな形になったのだろう。この物語は単なるフィクションではない。あったかもしれないもう一つの現実世界。

 文学的SF作品でありながら、物語の面白さやプロットの深みがあるのは、さすがディック作品。破綻しそうで破綻しない、ギリギリのラインをいくストーリーは最高です。

 

5.幻獣遁走曲/倉知淳(著) 

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画像出典:Amazon.co.jp

 

内容

 ある時は幻の珍獣アカマダラタガマモドキの捜索隊員、ある時は松茸狩りの案内人、そしてある時は戦隊ショーの怪人役と、いっぷう変わったアルバイトに明け暮れる神出鬼没の名探偵・猫丸先輩が遭遇した五つの事件。猫コンテスト会場での指輪盗難事件を描いた「猫の日の事件」、意外な真相が爽やかな余韻を呼ぶ「たたかえ、よりきり仮面」ほか三編を収録した、愉快な連作短編集。

 

 人一倍好奇心旺盛でお調子者の猫丸先輩。くだけた態度をとるかと思いきや、いきなり謎を解き明かす猫丸先輩。コミカルですっきり爽快の物語はとても楽しく、心がほっこりします。イヤミスの正反対ともいえる「読後感の爽快さ」は、病みつきになります。いろんな人におすすめしたい傑作小説です。

  

 

 さて、いかがでしたでしょうか。

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今回は、メイプル超合金のカズレーザーさんのおすすめの小説5作品を紹介しました。

 

かなり変わったラインナップで、さすがカズレーザーさんといったところでしょうか。お笑い同様に独特のセンスが光ります。 

 

次回のパート5では、アメトーク読書芸人大賞を発表します!!

それではまたー